冬瓜書房 
同人誌編集者のつぶやき

アンチクライスト

2011/03/08(火)
友達でもなんでもないし
国籍も人種も違うけど
なぜかふと
「あの人どうしてるかな」と
気になってしまう映画監督がいる。

ラース・フォン・トリアー監督。

「アンチクライスト」、観てきました。

いつものトリアー映画の心構え、
「ちょっと皮肉の利いた、でもどこか笑ける」
というつもりで
映画館の椅子に座ったのです、が。

上映中、何回も「ビクッ!」
ってさせられてしまった!

これ、レンタルDVDになったら、
ジャンルは「ホラー」??

ドングリが屋根に落ちる音が
あんなに怖いとは。

今までは狂った女に
神聖さを見いだそうとしていたけど、
結局トリアーは女嫌いになってしまったんだね。

「ANTI CHRIST」の「T」も女の形になってるもんね。

気持ちわかる。
私も最近、女が怖い。
女だてらに。

女、強いし、貪欲だし。貪欲だし。貪欲だし。

でも
そんな中でも、
スーパースローで
ゲンズブールの二の腕に歯ブラシが当たって
「ぷるん」と震えるとこや、
最後、山に女が押し寄せるとこ、
印象に残った。

こういう印象に残る瞬間を
切り取って見せてくれるから、
トリアー好き。

にしても、
トリアー氏は、
「なんかムカつく人」を描くのがほんとうまい。

アンチクライストの
心理カウンセラーの男。

「それ、なんの効果があるの?」
ってセラピーを
傷心のパートナーに押し付ける。

…これは、うざすぎる。。

と思うと同時に、
「こういう人、おるよなー。。」って
フッて笑わすのが
トリアー流のユーモアなのだ。

そーゆー
トリアーのユーモアを
一切打ち消す、「ズーーーン…」ていう
重たい音楽、、

それを引きずり
劇場を出る観客の足取りも
「ズーーーーン…」です。

ここまで暗くなったら
創作者として明るいものを撮りたくなると思う。

トリアーが暗さに飽きて
「キングダム」レベルの明るい(?)作品を作るのを
楽しみにしています!


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